ベトナム旅体験記(モデルケース)

海外初心者40代サラリーマンひとり旅①-1|ベトナム・ハノイ1泊3日の弾丸旅行【出発〜フライト】

2023年6月。

新型コロナウイルスの猛威は少し落ち着きをみせはじめ、国によって渡航制限が緩和されはじめたころ。
海外旅行「ド」初心者の僕が、ベトナム・ハノイへ1泊3日の弾丸ひとり旅へ行ってきました。

amayadoriはこんな人

  • 海外旅行の経験ゼロ
  • 英語は日本の小・中学生レベル
  • シフト制の仕事でまとまった連休がとりにくいサラリーマン

空港までの移動

関西空港での出発準備と緊張感

2023年6月21日。
僕は朝5時30分発の空港リムジンバスに乗り込んだ。
早朝にもかかわらず、座席はすでに7〜8割が埋まっている。
乗車した場所が観光地ということもあって、乗客のほとんどは外国人だった。

なぜこんな早い時間のバスに乗ってるかって?
それはね、フライトが09:20発だからだ。

ネットにはよくこう書かれている。

国際線は「遅くとも」出発の2時間前に空港に到着。理想は3時間前。

国内線の感覚で「1時間前でいいや」と思っていたけど、国際線はそうもいかないらしい。
チェックインやら荷物検査やら、いろいろ時間がかかるんだとか(多分)。

間に合うのかコレ!?

空港までは約2時間弱。
つまり、05:30出発で到着予定は7時30分。
そしてフライトは9時20分発。

そう、計画段階ですでにギリギリなのだ。
うわー! 間に合うのか、間に合うのか!?

腹をくくるしかないと分かっていても、
関空が近づくにつれて焦燥感がジワジワとこみあげてくる。
時計を見る回数が、明らかに多い。

  • 到着が遅れたらどうしよう…
  • カウンターが見つからなかったら?
  • 行列ができてたら終わりじゃん!

初めての海外、慣れない飛行機。
小心者ムーブをかましてしまうのも仕方ない。
いま思い出しても、あの時の動悸はなかなかのものでした。


[tips]空港リムジンバス

近郊の主要駅から空港までノンストップで運んでくれる便利な交通手段。
確実に座れるし、荷物を持ち歩かなくていい。
電車ほどではないけど時間も正確で、料金もそこそこリーズナブル。

空港に着くまで朝ごはん食べながらスマホをポチポチしてればいいなんて──
ちょっとした“旅の前のご褒美時間”みたいなもんです。

空港手続き(チェックイン〜出国審査)

関西国際空港に到着

7時20分。
ひとりでオロオロしていた僕の気持ちをよそに、バスは予定より10分早く関空第1ターミナルへ到着。
とはいえ、すでにフライト2時間前。
競歩レベルのスピードでターミナルに入り、事前に調べていたベトジェットエアのカウンターを目指して早歩き。

ターミナルにはいろんな航空会社のカウンターがずらり。
人々が行き交う中、ほぼ迷わず目的のカウンターにたどり着けたのは幸運だった。

……が、目の前の光景に思わず立ちすくむ。

チェックインカウンターは長蛇の列

そこには、アトラクション待ちを疑うほどの行列ができていた。
折り返しが何度も続くその光景、もはや「旅」ではなく「修行」。

どうやら複数フライトのチェックインが同時に行われているらしい。
ベトナムっぽい人たちに混じって、巨大キャリーケースを抱えた中国人グループもちらほら。

前に並んでいたマダムに、カタコトの英語で話しかけてみる。
彼女は大阪で働いていて、久しぶりに母国ベトナムへ帰るところだと言う。

初めて海外に行く僕もいれば、
久々に母国へ帰る人もいる。

同じ列に並んでいるのに、人生の方向はみんな違う。
長い列の中で、ふとそんなことを考えていた。

ようやくチェックイン

「間に合うのかこの人数…?」
そんな不安を抱えつつも、40〜50分ほどでようやく自分の番に。

カウンター手前には、映画館の券売機みたいな端末が3台並んでいて、
まずはそこでチェックインを行うらしい。

予約時のQRコードを読み込ませると、「ビビビ〜ッ」と長い紙が出てきた。
そこには僕の名前と便名、出発時刻が記されている。

ふい〜、間に合った…!

機内持ち込み荷物のチェック

端末の横にあるカウンターでは、
預け荷物の受け渡しや、機内持ち込み荷物のチェックをしている。

LCC(格安航空)は「機内持ち込み7kgまで」が基本ルール。
オーバーしたら、当日追加料金という地獄が待っている。

僕は預け荷物なし。
リュックひとつにすべてを詰めてきた。
自宅で重さも量っておいたので無事クリア。
リュックの取っ手に「チェック済」の紙バンドが巻かれた。

ほっとしたのも束の間、
周囲の人たちがぞろぞろと同じ方向へ進んでいく。
どうやら次の関門が待っているようだ。


[tips]サブバッグのすすめ

機内持ち込みだけで旅する場合、
小さめのサブバッグがあると便利。

メインの荷物は頭上の棚にしまうので、
途中で取り出すのはほぼ不可能。

保安検査後に、貴重品や枕・おやつ・暇つぶしグッズなどを
小さいバッグにまとめておくと、フライト中の快適さが段違いです。

保安検査場へ

チェックインカウンターから歩くこと約5分。
いよいよ「保安検査場」だ。

『出発口』のゲートを抜けると、X線装置が並び、
眉間に深いシワを寄せた警察官が壁際でジッと睨みをきかせている。
(あの顔、休日もそのままだったら大変そうだな…なんて思ったり。)

検査場はいくつかのレーンに分かれていて、
スーパーのレジ待ちのように人々が並んでいる。
10分ほどで自分の番がやってきた。

  1. カゴに荷物や金属類を入れる
  2. 係員がX線装置に通す
  3. 人間は金属探知ゲートをくぐる

だいたい20人に1人くらいが、ブザーが鳴って再検査。
上着のボタンとか意外なもので引っかかるので注意です。


荷物検査は要注意

金属探知機を無事通過した…と思ったら、職員さんから声が。

「荷物の中身を確認させてください」

あっ……!
ペットボトルの水、入れてたんだった!

完全に忘れてた。
荷物検査場の案内板にも書いてあったのに、
緊張で頭が真っ白になってたらしい。

職員さんは少しつまらなそうな顔をして、
「こちら、廃棄でよろしいですか?」と確認。
もちろん即答で「お願いします」。

ベトナム行きのフライトを棒に振るわけにはいかない。
飲みかけの水で終わる人生はイヤだ。

ペットボトルが命の次に大事なものじゃなくてよかった…。

出国審査は華麗?にスルー

荷物検査もクリアし、次は出国審査。
部屋に入ると、いくつかの列の先に「教壇」みたいな台が並び、
その向こうで職員たちが待ち構えている。

一人ずつパスポートを提示してチェックを受けるらしい。
いざ自分の番になると、なぜか心臓がバクバク。

いきなり英語で質問されたらどうしよう……?

おずおずとパスポートと搭乗券を差し出すと、
職員はパラパラとページをめくり、ちらっと顔を見て──
何も言わずに書類を返してくれた。

……え、これで終わり?

やたらと緊張してた自分が少し恥ずかしい。
でも、こうして無事に通過できたのは間違いなく一歩前進だった。

フライト

遅延しました

そんなこんなで荷物検査でちょっとしたトラブルはあったものの、全体としてはスムーズに出国手続きを終えました。

出国審査場を抜けた先は搭乗エリア。
左右に延びる超ロングな通路、その正面には巨大な窓。
飛行機がわらわら動いているのが見えて、ちょっとテンションが上がる。

ところが、ハノイ行きの便は遅延。
さらに搭乗ゲートも 3番 → 4番 に変更されていました。

ベトジェットエア、噂通りの遅延

結果、時間にはかなり余裕が発生。
さっきまでの焦りはどこへやら。

※今回利用したVietjetAirは遅延が多いことで有名。
安いかわりに「遅れ・欠航リスク」は覚悟しておきましょう。

とはいえ、先にゲートを確認しておきたいタイプの僕。
4番ゲートはけっこう遠いので、関空内を走るシャトル(電車みたいなやつ)で移動します。

離れた搭乗口はシャトルバスで移動

搭乗時間までけっこうヒマ問題

無事に搭乗ゲートを発見。
でもゲート付近は人が多くて落ち着かない。
まだ2時間くらいあるし、どこか静かな場所で待つか…。

とぼとぼ歩いていると、まさかの無人エリアを発見。



カウチ(寝そべりタイプの椅子)でゴロ~ン。
搭乗までの時間をだらだらと過ごしていました。

※国際線は早く空港に来るぶん、待ち時間も長い。
プライオリティパスでラウンジ利用も、そのうち試してみたいところ。

ベトジェットエア搭乗

ダラダラしていたら、あっという間に搭乗20分前。

4番ゲート前はまあまあ混雑。
遅延した影響で他便の乗客も合流していてカオス状態。
ちょっと遠くで待っていて正解だった。

フライト15分前。ようやく搭乗開始のアナウンス。
僕は一般席なので、呼ばれたのは最後の方。

搭乗の行列

乗客がわらわらと集まり列をつくる。
早めに並ぶべきか?
落ち着いてから並ぶべきか?
正解がわからないので、読者のみなさまコメントください(切実)。

搭乗ゲートでチケットを提示し、いよいよ機体へ。
近づくほどに「ごぅんごぅん」と響く重たい機械音。

心拍数がトンッと上がる。

おぉ、いよいよか…!


機内のようす

入り口ではベトジェットエアのCAさんがお出迎え。



赤地にタータンチェックのシャツ、ブラウン系のキュロットパンツ。
LCCっぽいカジュアルさで、わりと親しみやすい雰囲気。

座席は3列シートで、前後のスペースは広いとは言えない。



体格176cm・中肉中背の僕でもちゃんと座れる程度。
大柄な人はちょっと窮屈かもしれない。

リュックを頭上の棚に押し込み、貴重品の入ったサブザックを持って着席。

※搭乗前に必要物だけ分けておくの、大事。
機内でガサゴソすると迷惑になるからね。

乗客が続々と乗り込み、8~9割は埋まった様子。
でも僕の並びは奇跡的に2シートとも空席!

前は狭いけど、横が広くてめちゃくちゃ快適な誤算でした。

いざフライト!

とはいえ“フライト時間”=“離陸時間”ではない。

  • 避難経路の案内
  • シートベルトチェック
  • 他便の離陸待ち
  • 滑走路への移動

などなど、何だかんだ20~30分はかかる。

その間、僕はずっとドキドキ。
いや、正確には――

ワクワクしてる。

40を過ぎて、こんなに心が踊るのはいつ以来だろう。

飛行機が滑走路に向かう。
エンジンがうなる。
ぐん、と加速。

知らないことばかり。
言葉も通じない。
街も文化も、何もかも初めて。
日本の常識が通じるかわからない世界。

そんな“未知”が一気に押し寄せてきて、胸の中がぐちゃぐちゃになる。
なのに、なぜかニヤケてしまう自分がいる。

窓の外の景色がクンッと斜めになり、
タイヤの轟音がふっと消えた。

ついに、飛んだ。

 

まとめ

そんなわけで――
ついに初の海外ひとり旅へ向けて関空を飛び立ちました。

次回はハノイ到着編。
未知との遭遇はここからが本番です。

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